みなさんこんばんは。管理人のキムだんなです。
最近は、日照時間がだんだんと長くなり、日中は暖かく感じる日も増えてきました。
もうすぐ春ですね。
先日「月刊なぜ生きる」という冊子を読んでいて、面白い話があったので、みなさんにも紹介したいと思います。
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イソップ物語【腹と、手足などの争い】
「働かずに、偉そうにしてるやつがいるぞ」
体の中の、目、耳、鼻、舌、手、足が、
そろって腹の悪口を言いだしました。
「我々は、毎日、それぞれの任務を一生懸命に果たしている。ところが、腹というやつは、何もせずに、体の真ん中に居座っているじゃないか。実に、けしからん。今後、腹の言うことに従わないようにしよう」
と、話がまとまったのです。
彼らは、そろってストライキを決行しました。
足は台所へ歩いていこうとしません。
手は食べ物を口へ運ぼうとしません。
やがて、おなかがグーグー鳴りだしました。
「いい気味だ」
と、皆、笑っていました。
しかし、日がたつにつれて、事情が変わってきたのです。
目はボーッとかすんできます。
耳も遠くなってきました。
手も足も、力が入らず、だるくてしかたがありません。
体が倒れそうになって初めて、
手や足は自分たちの誤りに気づいたのです。
「我々が、元気に働くことができたのは、
腹が、毎日、栄養を送ってくれていたからだ。
外見だけで判断していた自分たちが間違っていたんだ。もう仲直りしよう」
どんな役目であっても、各器官が、
忠実に任務を実行してこそ、健康が保てるのです。
これは人間の体においてだけでなく、
家庭でも、会社でも、あらゆる組織において、
同じことが言えます。
お互いの役割、立場を尊重し、協力し合うことが
大切なのです。
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日頃から気をつけている人でも、とくに苦しい状態になってくると、ついつい
「〜してあげているのに」とか
「あの人がいるせいで〜」と、
不平や不満で心が一杯になってしまう事は、ないでしょうか?
そんな時は、ちょっと視点を変えて
「〜してもらっている」とか
「あの人がいるおかげで〜」と思えることを
探して、感謝するように努めてみましょう。
すぐに変化が現れなくても、根気よく続けていると、必ず相手との接し方が変わっていき、相手の反応もまた、良いものに変わっていくはずですよ。
たとえ相手に少々気に入らない点があったとしても、同じ輪の中にいる以上は、その人の良い点を見つけて、認めて、支え合っていくのが、お互いに幸せになる道ではないでしょうか?
たとえば、足が蚊に刺されているのを見て、
「刺されているのは足だから」と、
目は放っておかないでしょう。
手に「足が刺されている」と知らせて、
パチンとやってもらいます。
それぞれの器官が、自分の役割を果たすことで
体全体がうまく守られているのです。
同じ集まりの中にいる者どうし、目指す方向は同じはず。だからこそ、それぞれの立場を尊重し、理解し、助けあえる関係を作っていきたいですね。
今回紹介した、「月刊なぜ生きる」は書店では購入できない定期購読誌です。
こちらのリンクから内容をチェックできますよ。
(試し読みもあります)
https://nazeikiru-web.com/
それでは、また次回の更新をお楽しみに。
管理人のキムだんなでした。